春日神社

春日神社は、この地域がかつて、興福寺と春日大社の荘園であった関係で、室町時代に、春日社より勘請されて祀られたものです。社殿は、本殿と同じく一間社隅木入春日造の檜皮葺であり、本殿より一回り小さいですが、建築様式は本殿と非常に似通っています。社殿には、春日大社の御社紋である藤の美しい彩色が施されています。室町時代中期の建造であることが明らかであり、昭和29年(西暦1954)年に重要文化財の指定を受けました。
春日神社の例祭は、7月21日の夕刻に行われる夏祭りで、この日は、氏子の方々の子どもたちが書いた絵を、灯篭に飾って奉納します。